ヘンプとは、マリファナと同じサティバ種の大麻草のことです。ヘンプとマリファナは同じサティバ種から取れますが、性質が大きく異なります。
ヘンプは精神に作用してしまうTHC(テトラハイドロカンナビノール)の量がマリファナに比べて著しく少なくなっており、精神への影響がないCBD(カンナビジオール)をより多く含んでいます。
マリファナの30%がTHCで構成されている一方で、ヘンプのTHCの量は大体が0.3%以下です。
またマリファナのように吸引したり摂取する目的ではなく、製品を作るための材料の一つとして主に利用されます。そのためヘンプは「産業用ヘンプ」とも言われることがあります。ヘンプビジネスジャーナルによると、現在はヘンプで作られた製品が50,000ほど存在するようで、主に以下のような製品に含まれているそうです。
・紙
・洋服
・食品
・燃料
・建築物
・美容品
ヘンプはCBDを含んでいるのか?
CBDが普及する波に乗じて、ヘンプから生成されたCBD製品は現在では多くの場所で利用することができるようになりました。
ヘンプ自体にはCBDが多く含まれていますが、実際にCBDを含めるか商売用か産業用かで大きく異なります。
産業用に用いられるヘンプはCBDを含んでいません。これは産業用ヘンプが茎の繊維や種から作られているためです。
茎や繊維にはCBDの成分がほとんど含まれていないため、多くのCBD製品の製造会社では使用されず捨てられることが多いそうです。
またヘンプからCBDを抽出して作られた製品はたくさんありますが、ネットなどで購入出来るヘンプの種などには、CBDは全く入っていません。
アイソレートCBDと「ヘンプ全体を使ったCBD」を比較
これら二つはすでに市場でも出回っており、いずれも産業用ヘンプを原料にしていることが多いです。
アイソレートCBDは、ヘンプがもついろんな成分の中からCBD成分のみを抽出しているため、文字通り「純粋な」CBDです。
しかしCBD成分には他成分との掛け合わせで効果を発揮する成分もあるため、ヘンプから抽出されたCBDオイルはヘンプ全ての部分を使われる必要があります。つまり種や茎だけでなく、花や葉も含める必要があります。
そのため「ホールプラントCBDヘンプオイル」と称されるCBD製品であれば、CBDとそれ以外の成分の組み合わせによって相乗効果が発揮されることになります。
ただし先述の通り、花や葉を使った製品の販売は日本では禁止されているため、現在市場に出回っているヘンプ製品にはCBDをあまり含めていないということになります。
ヘンプとは何か?CBDを含んでいるのか?のまとめ
・ヘンプはサティバ種の大麻草のこと
・ヘンプはTHC成分がほとんど含まれず、CBD成分を多く含む
・ヘンプの多くは産業用の材料として利用される
・種や茎だけでは、CBD成分はほとんど含まない
・そのため産業用のヘンプで作られた製品にはCBDはほぼ含まれない
・CBDを享受するには、ヘンプの全部分を使う必要がある(花や葉も)
・ただ日本では花や葉から抽出した製品は禁止されているので買ってはいけない
・なので、ヘンプCBDではなく、種から抽出したアイソレートCBDがベター
また紹介していきます!
[…] CBDオイルはTHCを含まず、ヘンプ(大麻草)の茎や種子からのみ抽出されているため、日本でも使用が合法化されています。(ヘンプとCBDの関係性については別記事で詳しく紹介しております。) […]